神道

在野神道人の側からも批判があった『國體の本義』 ~「国教的影響力」をもつと考へたのは、キリスト者の過重評価~ 皇紀2684年

 戦時(大東亜戦争)思想の官憲的統制として神道指令本文でも特に明記されて、後世にまで最も有名なのに、文部省が編纂した『國體の本義』がある。これは政府が、混乱する国民思想、神国思想の調整を考へて編集したものらしいが、その頃 […]

在野の激しい神道意識と政府の国家神道との対決 ~世俗合理主義たる国家神道~ 皇紀2682年

 井上毅、伊藤博文等の政府高官が政教分離の憲法論で神祇官制に断固反対しても、地方の神主は、決して引き下がらない理由があった。  神道人の側からすれば、「明治維新は神道による祭政一致を皇国の大目標」としたはずである。それで […]

中曽根康弘元総理大臣による靖國神社公式参拝 ~占領憲法有効誤認下の厄介な政教分離原則~ 皇紀2679年

 中曽根康弘元総理大臣が令和元年11月29日に、逝去した。中曽根氏は、昭和60年8月15日に公用車で靖國神社に赴き、内閣官房長官と厚生大臣を伴った。拝殿では「内閣総理大臣 中曽根康弘」と記された生花を供へ、その献花料3万 […]