「理、性、命」と荻生徂徠の『弁名』 ~ 伊藤仁斎と荻生徂徠 その三 ~
以前の投稿で、伊藤仁斎による「命」字の語法について説明した。 伊藤仁斎の「命」字の語法 ~ 伊藤仁斎と荻生徂徠 その二 ~ 朱子学(性理学)に於ける「命」について、今一度おさらいしておかう。 『命の一字二義あり理を以て言 […]
以前の投稿で、伊藤仁斎による「命」字の語法について説明した。 伊藤仁斎の「命」字の語法 ~ 伊藤仁斎と荻生徂徠 その二 ~ 朱子学(性理学)に於ける「命」について、今一度おさらいしておかう。 『命の一字二義あり理を以て言 […]
前回に引き続き、伊藤仁斎の「命」字の語法を考察する。 明治啓蒙の言説に蘇る荻生徂徠 ~ 伊藤仁斎と荻生徂徠 その一 ~ 『命の一字二義あり理を以て言ふものあり、気を以て言ふものあり。天に在てはこれを命と謂ふ、人に在ては […]
荻生徂徠は、明治の啓蒙の言説のうちに蘇る。徂徠は、伊藤仁斎の古義学を批判し、古文辞学を提唱した。その伊藤仁斎は、はじめ朱子学を信奉し、『敬斎』と号してゐた。しかしその後、朱子学の理と敬の思想を批判し、仁愛の倫理を説くとい […]