アルミニウムテルミット法 ~9.11の真相②~ 皇紀2684年

 スティーブン・ジョーンズ物理学博士は瓦礫の破片をずっと探してゐたが、平成18(耶蘇教暦2006)年7月に、世界貿易センター第1、第2、第7ビルそれ/゛\の下から見つかり、早速調べてみた。ジョーンズ博士のほか物理学者2人、地質学者1人のチームで、崩壊現場から出た残留物のサンプルに対し、エネルギー分散分光法(EDS)に加へ、蛍光X線(XRF)分析や電子顕微分析を行った。分析の結果、「テルミット反応」によるものと思はれるアルミニウムや硫黄が残留してゐた。そして、ジフェニルプロパンが埃の中に見られた事も、火薬が使はれてゐた事の補強証拠になり得るといふ。ジフェニルプロパンは、その中には硫黄は含まれてゐないが、硫黄化合物の反応から生成される。調査の結果、これらの付着物が除去作業中に形成されたものではなく、現場で大量のテルミットが使はれてゐた事が判明した。
 テルミットとは、アルミニウム粉と金属酸化物との等量混合物で、加熱すると反応して高熱を発生し、酸化アルミニウムと金属になる。温度は摂氏約3000度になり、溶接や焼夷弾にも使はれてゐる。物質自体に酸素が含まれてゐるので、外部から酸素を供給する必要がなく、非常に高い温度での反応を持続できる。
 また博士は、ビル崩壊直前のビデオに映ってゐた、鋼材が溶けて液状になってゐるシーンにも注目。通常の火薬や火災では、鋼材が溶けて液体になる事はない。液体が黄色をしてゐる事から、摂氏1700~1800度以上はあると思はれる。これはかなり大がかりな”爆破”をしなければ不可能だといふ。
 博士はこの調査結果から、世界貿易センタービルでは「テルミット反応」を利用した爆破(アルミニウムテルミット法)があったといふ有力な証拠となると結論づけてゐる。

 2006年2月10日、ジョーンズ博士は数百回のビル解体を経験したベテランの解体業者にインタビューをした。彼はかう証言してゐる。

世界貿易センタービルの1棟を解体する場合、約1000ポンド(453kg)のRDX(シクロトリメチレントリニトロアミン)があれば十分にできる。ビルの芯部やエレベーターシャフト部に火薬を仕掛ける場合なら、必要とされる作業員の数は通常なら10人で済むだらう

 管理下でビル解体作業を行ふ場合は、通常RDXを使用する。RDXはプラスチック爆弾の原料で、最近ではムンバイ(インド)での列車同時テロにも使はれてゐる。
 ところが、今回はRDXよりも数段強力な「高温リニアカッターチャージ」といふテルミットを含んだ解体用の爆薬が使用された可能性が高いといふ。通常の解体よりも大規模に、思ひっきり派手に爆発させようとしたといふ意図が感じられる。
 ジョーンズ博士の調査結果は、3つのビルともに火災で自然に”崩壊”したのではなく、何者かによって計画的に”解体”された可能性を裏づける重要な証拠となる。

4機のうち、世界貿易センタービルに激突した2機とは。 〜9.11の真相①〜 皇紀2682年

※参考文献
  • 「ベンジャミン・フルフォード著 暴かれた9.11疑惑の真相」
  • ベンジャミン・フルフォード著 暴かれた9.11疑惑の真相

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