前回の記事では、5/8に濃厚接触指定が解除される事で、濃厚接触者 最大5日間の行動制限の一切が撤廃となる事を詳説したが、抜粋した表に、「検査費用は自己負担」といふ記載もある。
大方説明は不要なのだが、私自身、かのPCR検査や抗原検査といふのを受けた事が無い為、補足として、今記事にて記しておきたい。
まづSNS上でも度々話題になるが、これらを受けさへしなければ陽性者になり得ない事は言ふまでも無い。ところが、5/7までは無料で受けられるからなのか、多くの国民がこぞって検査場に行列を作り、感染者と云ふ名の陽性者を増殖させたのである。
それでは、どういったものか、最低限の知見を得て置かう。
PCR検査について、井上栄氏は、
DNAは非常に安定した壊れにくい物質なので、検査材料が増幅されたDNAでわずかに汚染されても、ウィルス陰性が陽性と誤判定されるので、汚染を防ぐ厳重な注意が必要である。また感染の後期に咽頭局所で作られたIgA抗体でウィルスが中和されると、そのウィルス粒子は細胞では増幅できずウィルス陰性となるが、遺伝子は残ってゐるのでPCRでは陽性になる。
と述べてゐる。
とまあ最低限の知見を得て置いて、重要なのは5/8以降、これらの検査も有料になるといふ事である。
「 https://www.youtube.com/watch?v=yx-8sesE_Ek 」に寄れば、
自己負担額について、東邦大学の感染制御学研究室・小林寅喆(いんてつ)教授は、保険診療で窓口負担3割の場合、PCR検査は2550円、抗原検査は1332円を患者が支払ふといひます。
との事だが、実際はどうなのか?
いづれにせよ、5/8以降、かういった検査は有料なのである。
無料のPCR検査やキット配布を終了へ コロナ「5類」移行で東京都
そして諸悪の根源たる「職場でのマスク着用義務」は、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」を元としてゐる。これも、5/8に新型コロナは、この特措法の対象外となる。
こちらのサイトに、かう記述されてゐる。
新型インフルエンザ等感染症に位置付けられたことで、感染対策以外の措置についても相応しい対応が必要になるとの判断から、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づき、政府や都道府県に新型コロナウイルス感染症対策本部が設置されました。そして、緊急事態宣言が出されたり、まん延防止等重点措置が取られたり、飲食店への営業時間の短縮要請が出されました。
5類への引き下げに伴ひ、新型インフルエンザ等対策特別措置法の対象ではなくなるため、政府や都道府県の対策本部は廃止されます。政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」も廃止されます。
因みに、地元の埼玉県川口市のマルエツ川口キュポラ店でも未だに垂れ流してゐるアホ丸出しのマスクアナウンスも、この特措法に基づいて流してゐるはずである。
即ち、5/8以降も尚も、マスク着用義務を従業員に課せば、特措法違反になりはしないか?といふ指摘もある。
- ※参考文献
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- 「別冊クライテロン 「コロナ」から日常を取り戻す」
- 「井上栄著 感染症 ~広がり方と防ぎ方~ 増補版」
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