明治維新: その行動を生み出すありのままなる意識とは
高杉の行動を裏づける心情において「毛利家恩古の臣」「高杉家の嫡子」として「忠孝」の意識が根強かった。 明治維新にさきだって、すでにはやくから、封建的藩閥意識を否定した人々は少なくなかった。幕末時代の洋学者達は決して少なく […]
高杉の行動を裏づける心情において「毛利家恩古の臣」「高杉家の嫡子」として「忠孝」の意識が根強かった。 明治維新にさきだって、すでにはやくから、封建的藩閥意識を否定した人々は少なくなかった。幕末時代の洋学者達は決して少なく […]
二・二六以降を、大日本帝國憲法に欠陥があった(内閣の規定がない等)為だとする論調には、賛同しかねる。 さうではなく、大日本帝國憲法を破壊しようとした特定思想を持つ者達が戦争を利用する為に我が國を戦争にひきづり込んだのであ […]
二・二六を、当時支配した思想、一定勢力の謀略、それに加へ、武士道の視点からもみていかうと思ふ。 二・二六の理論的支柱は、北一輝であり、栗原中尉は、「機関説的天皇より自主的天皇へ、これ昭和維新の一大目標ならざるべからず」 […]
「忠」とはそもそも真心といふ事なのだ。真心を以て主君に対するのを忠臣と称し、真心を以て友に対するを忠友と称する。 大阪落城の際に、勇名を残した後藤又兵衛基次の話をしたいと思ふ。 彼は、如水黒田孝高の子の長政に従って戦場を […]