儒学

易の基礎知識 ~五経の易経~ 皇紀2680年

 田中恵祥氏の著作、『易経の知恵』の第一章の冒頭文には、このやうに記述されてゐる。 『  今より三千五百年前に支那で生まれ、皇帝の学問として発展してきた易は伏犠(ふっき)によって始められ、その後、周の皇帝の文王(ぶんのう […]

聖教要録とは ~山鹿素行~ 皇紀2679年

 『聖教要録』に先立って編集されたのは、『山鹿語類』である。これは門人達が山鹿素行の言葉を記録し、それを分類したもので、全45巻の浩瀚なものである。文章は、和文と漢文の両方が共存し、素行自身の筆になるものも含まれてゐると […]

礼楽 ~ 伊藤仁斎と荻生徂徠 その四 ~

 伊藤仁斎の「語孟二書」に対して荻生徂徠は、「六経」を重視した。後の反徂徠の儒家達は、この「徂徠の学」を「内」を軽んじて「外」を重視する「功利」の学として非難した。前回の記事でも少し触れた事である。 「理、性、命」と荻生 […]