保守主義: 和魂洋才

新井白石は、「西洋は形而下の学(自然科学)では日本より遙かに優れてゐるが、形而上の学に於いては幼稚」と認識し、「和魂洋才」思想を言及した。
今我々が取り戻さねばならぬ精神は、「和魂洋才」ではないか?
明治維新以降、コークやバークのやうな保守思想が入ってきたが、同時にマルクスエンゲルス、ルソーらも入ってきた。
明治維新以降の反省点は、「コークやバークの保守思想は、外枠として我が國に合致するから導入し、方やルソーらは我が國を滅ぼす革命思想であるから、排斥する」摂取醇化を遂行してこなかった事にある。
治安維持法違反によるコムニスト取り締まりは、マルクス主義の排斥ではなく、國家顚覆運動を取り締まっただけであった。
運動を取り締まるだけではダメで、ルソー思想を根絶するべきなのである。


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